記事監修者:院長

虫歯治療

虫歯とはどんな病気?

虫歯とはどんな病気?

虫歯の原因はプラークと呼ばれる細菌の塊によって起こります。この細菌が糖を利用して毒素(酸)を生み出し、それにより歯が溶かされる病気のことをう蝕(虫歯)といいます。

細菌のエサとなる糖は、ご飯やパン、ジュースやお菓子など身近な食品に含まれているため、私たちは常に虫歯の原因とも隣り合わせの生活であると言えるのです。
現在、日本人の90%以上が虫歯にかかったことがあるとも言われています。

歯が痛い・しみると感じたら

歯が痛い・しみると感じたら

「食事のときに歯が痛む」「冷たいものがしみる」など、そうした症状は虫歯にかかったサインかもしれません。
知覚過敏症の可能性もありますが、いずれにしてもなるべく早い段階で適切な治療を受けることが重要です。

当院では、「痛みの少ない優しい虫歯治療」を行うとともに、可能なかぎり「歯を長持ちさせる治療」に努めております。お口まわりの違和感にお気づきの際には、いつでもご相談ください。

当院の虫歯治療の3つの特徴

痛みの少ない治療への取り組み

麻酔や治療時の際、患者様がなるべく痛みを感じることのないように、当院では様々な設備を整えて十分な配慮をしています。
「麻酔注射が苦手」「治療の痛みが怖い」という方にも、安心して診療を受けていただいております。

  1. 表面麻酔事前に粘膜の表面麻酔を施すことで、歯茎に注射をする際のチクリとした痛みをほとんど感じない程度に抑えることができます。また表面麻酔は塗り薬やスプレータイプなので痛みはありません。 表面麻酔
  2. 世界最細の35G針を使用麻酔の注射針は細ければ細いほど痛みを抑えることができます。当院では歯科で使用できる注射針の中でも最も細い針とされる「カルプーレ35G」を採用しています。 世界最細の35G針を使用

カルプーレ35Gとは?

カルプーレシリーズは全てISO13485を取得した国内工場で製造されています。
従来の33Gのものと比べ刺通抵抗値が低く、患者様への負担をより軽減することができます。

また、シリコンコーティングと先端角9度の鋭角な刃面加工により、疼痛の少ない注射が可能となりました。

健康な歯を守る虫歯治療
(ミニマルインターベンション MI治療)

歯は一度削った部分が元の状態に戻ることはなく、歯は削るほど脆くなり再び虫歯になるリスクが高まります。

そのため、ご自身の大切な歯を長持ちさせるためには、虫歯に侵されていない健康な歯の部分をなるべく削らない「MI治療=Minimal Intervention(低侵襲な治療)」を行うことが重要です。

高倍率の拡大ルーペによる診察・治療

当院では診察や治療の際に拡大ルーペ(拡大鏡)を常用し、健康な歯質を守る治療を重視して行なっています。

患者様の健康な歯の寿命を少しでも長く延ばせるように、小さな虫歯の早期発見と、歯を削る量を必要最小限に抑えた緻密な虫歯治療に努めています。

再発を予防し、治療後もしっかりサポート

患者様が虫歯を繰り返さないために、治療後のサポートにも力を入れています。
基本として同じ衛生士が担当する「衛生士担当制」を採用しておりますので、質問や相談もしやすく、患者様に合わせた予防プログラムを受けていただくことも可能です。

定期的な検診や予防メンテナンスを通じて、あなたの白く健康的な歯を一緒に守っていきましょう。

虫歯の進行と治療法について

虫歯の進行と治療法について

ごく初期の虫歯の状態COから、穴になってしまった状態C1〜C4まで進行ステージが分けられており、各進行ステージによって治療法が異なります。

C0(ごく初期の虫歯)

C0
症状

歯の表面のエナメル質が溶けはじめた状態です。白く濁って見えますが、まだ痛みなどの自覚症状はほとんどありません。

治療法

歯面の汚れをキレイに落とし、必要に応じて歯みがき指導などを行います。また、フッ素塗布で再石灰化を促すことで治癒が期待できます。

C1(エナメル質の虫歯)

C1
症状

エナメル質がさらに溶かされ、黒ずんで見える状態です。冷たいものを口にした時など、しみる場合があります。

治療法

痛みに十分に配慮をしながら虫歯の部分をキレイに除去し、お口の中で直接コンポジットレジン(プラスチックとセラミックのハイブリッド)を詰めて補います。

コンポジットレジン修復について

C1のような虫歯を取り切った後の穴がまだ小さいので、多くの場合、その日で処置が完了します。

またC1はほとんどの場合、痛みなどの自覚症状がなく、詰めるのはコンポジットレジンという樹脂を使用します。
レジンを穴の開いた歯にくっつける(接着させる)イメージです。柔らかい樹脂を穴に詰めて、形を整えてから光を照射して固めます。

下の図は実際にコンポジットレジンで虫歯を治しているところです。

  1. 虫歯で穴が開く右側に穴があり、穴の底が黒くなっていることが分かります。
  2. 虫歯を除去している様子虫歯をドンドン取っていきます。虫歯を染める薬を塗って確実に虫歯を除去していきます。
  3. 治療後レジンを詰めて、治療完了です。治療が終わったその時からお食事が可能です。

C2(象牙質の虫歯)

C2
症状

エナメル質の内側にある象牙質にまで虫歯の汚染が進んだ状態です。しみたり、痛むなどの症状が現れます。

治療法

痛みに十分に配慮をしながら虫歯の部分をキレイに除去し、コンポジットレジンまたはインレー(詰め物)で補います。

保険によるインレーの問題点

金属のインレーによる詰め物

金属のインレー

インレーを取り外すと

インレー除去後

インレーの場合は部分的な型取りが必要になります。また、金属のインレーは基本的には歯とくっつかない(接着しない)為、その隙間や段差から細菌が侵入する可能性があります。

その為、将来的に治療し直しのリスクがかなりあります。その範囲が大きければ大きいほどそのリスクは高くなると言えるでしょう。

上の写真の症例は、しみる症状があり金属のインレーを外すと虫歯があり、再治療が必要となりました。虫歯の範囲も大きく、神経を取る可能性が大きくなってしまいました。

C3(神経に達した虫歯)

C3
症状

歯の中の神経にまで虫歯の汚染が進行した状態です。何もしなくてもズキズキと痛みがあります。

治療法

汚染された神経を除去し、洗浄、消毒してから薬剤を詰める根管治療を行い、コア(土台)、クラウン(被せ物)の順に装着し歯冠形態の回復を図ります。部分的な型取りが複数回必要になる場合があります。

C4(歯根に達した虫歯)

C4
症状

歯の大部分が溶けてしまった状態です。歯の神経が死んでしまうことで、痛みは一旦なくなりますが、歯根の先に膿が溜まると再びズキズキと激しい痛みを生じます。

治療法

この段階まで重症化すると、ほとんどの場合において抜歯が選択されます。抜歯後は入れ歯またはブリッジ、インプラント治療などを行うことで失った歯の機能回復を図ります。

虫歯治療 症例集

治療前

治療前

治療後

治療後

虫歯の治療はできるだけ早く行うことが何より大事になります。下記では当院長がこれまで担当した症例をご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

医院基本情報

OSHIAGE SORAIRO DENTAL CLINIC 押上そらいろ歯科

押上で最新の高度医療を提供する歯医者押上そらいろ歯科

〒131-0045 東京都墨田区押上2丁目10-8
ライフコア押上103号

03-5809-7047

診療時間
9:00-13:00 / /
14:00-18:00 / /
押上駅より
徒歩1分
押上駅より徒歩1分押上駅より徒歩1分
  • 押上駅A3出口より徒歩1分(京成成田スカイアクセス/半蔵門線/押上線/
    東武スカイツリーライン/浅草線)
  • とうきょうスカイツリー駅より徒歩5分(りょうもう線/東武スカイツリーライン/
    東武日光・きぬがわ線)