この仮歯は治療中の間、歯の機能を代替するために使われます。
ボロボロになった
歯を治したい
抜歯した日に
インプラントを埋入する
抜歯即時埋入治療
虫歯でボロボロになった歯に対して、抜歯した当日にインプラントを埋入し、仮歯の装着までできる抜歯即時埋入治療を行いました。
治療前後の比較
口腔内の写真
before
after
レントゲン写真
(インプラント埋入前後)
before
after
患者様のお悩み
「虫歯でボロボロになってしまっているので、きちんと治したい」というご要望をお持ちの患者様でした。見た目だけでなく、しっかり噛める状態に戻したいというご希望も強くお持ちでした。
診査・診断
初診時に口腔内を詳しく確認したところ、対象となる歯(下顎臼歯部)は歯の大部分が崩壊しており、歯根(歯の根っこ)のみが歯ぐきの中に残っている残根(ざんこん)状態でした。
歯ぐきには周囲と比べて赤みが認められ、慢性的な炎症が続いていたと考えられました。隣接する歯には既製の被せ物が装着されており、対象歯の状態が長期間にわたって放置されてきたことが推測されました。
できる限り骨や歯ぐきへのダメージを抑えながら治療を進めるために、歯を抜くと同時にその日のうちにインプラントを埋め込む「抜歯即時埋入」を行うこととしました。
放置した場合に考えられるリスク
- 歯根の周囲に残っている慢性的な炎症が悪化し、周囲の骨がさらに溶けて失われる可能性
- 骨が失われるほど、将来的にインプラントを入れるための土台(骨の量・質)が不足し、治療が難しくなる
- 炎症が隣の歯の歯根や骨にまで波及し、隣接歯にも悪影響を及ぼす恐れ
- 歯ぐきの形が崩れることで、治療後の見た目や噛み合わせの回復が難しくなる
抜歯即時埋入を選んだ理由
抜歯後に時間をおくと、骨や歯ぐきが自然に痩せていくため、インプラントを支える土台が失われてしまいます。
即時埋入を行うことで、こうした変化を最小限に抑えることができます。また、抜歯と埋入を同日に行うことで患者様の通院回数と全体の治療期間を短縮できるという利点もあります。
本症例では、埋入直後にインプラントが骨にしっかり留まる力(初期固定力)が十分に得られると判断できたことから、この術式が適応となりました。
さらに、骨量が一部不足している箇所については、骨再生誘導法(GBR)を同時に施行することで補うことができると判断し、抜歯即時埋入とあわせて実施することとしました。
抜歯即時埋入治療の流れ
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抜歯
丁寧に歯を抜き取りました。抜いた穴(抜歯窩)は次のステップでインプラントを入れるための場所になります。骨への傷が最小限になるよう配慮しながら抜歯しました。
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インプラントの埋入(同日)
抜歯した穴を利用して、チタン製のインプラント(人工の歯根)をその日のうちに骨の中へ埋め込みました。写真中央の金色の部品がインプラントの頭部です。
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GBR(骨の再生を促す処置)の
同時施行インプラント周囲の骨が不足している部分に骨補填材(骨の代わりになる材料)を詰め、骨の再生を促す「GBR(骨再生誘導法)」を同時に行いました。
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仮歯の装着
GBRを行った後、仮歯(歯の代わりになる人工の歯)を装着しました。
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インプラントの定着確認
定期的に口腔内写真・レントゲンで定着状況を確認しました。歯ぐきの状態が安定していることを確認しながら、最終的な被せ物の製作準備を進めました。
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最終的な被せ物(クラウン)
装着の準備最終的な被せ物(クラウン)装着の準備 インプラントと骨がしっかり結合したことを確認後、最終的な被せ物を装着するための準備を行いました。
写真中央の小さな穴はネジ穴(スクリューアクセスホール)で、被せ物をネジで固定する際に使用します。
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経過観察・メンテナンス
最終補綴装着後のレントゲン写真です。インプラントと骨がしっかり結合し、被せ物が適切に装着されていることが確認できます。
また上下の噛み合わせもしっかりとれていることが分かります。
装着した仮歯

本治療のまとめ
主訴
虫歯でボロボロになってしまっているので、きちんと治したい。
治療内容
抜歯を行った当日にインプラントを埋入し、仮歯の装着までできる抜歯即時埋入治療を行いました。
| 治療時期 | 2024年6月 |
|---|---|
| 治療内容 | 抜歯即時埋入治療 |
| 治療期間 | 5ヶ月 |
| 費用 | インプラント:484,000円(税込) (内訳:オペ 308,000円+ 上部構造 176,000円) GBR: 60,500円(税込) インプラントプロビ(仮歯):36,300円(税込) |
| リスク | メンテナンスを怠るとインプラント周囲炎になる可能性がある |
担当医師の所感
本症例では、崩壊した歯の抜歯と同時にインプラントを埋入する「抜歯即時埋入」を選択しました。
通常の方法(抜歯後に骨の回復を待ってから埋入する方法)と比較して、治療全体の期間を短縮できること、抜歯後に骨や歯ぐきが痩せるのを最小限に抑えられることが主な利点です。
一方で、インプラントを安定させるための初期固定力(埋め込んだ直後にインプラントがしっかり骨に留まっているか)の確保が重要であり、十分な固定力が得られると判断できた場合にのみ適応となる術式です。
また、本症例では骨の不足が見込まれたため、同時にGBR(骨再生誘導法)を施行し、インプラントを長期にわたって安定させるための骨の環境を整えました。
治療終了後、噛み合わせと見た目が回復したことについて満足しているとお聞きし、大変嬉しく思っています。患者様のご要望を最大限叶えるための治療計画の立案・説明・実施を、担当医として責任を持って行いました。
医院基本情報

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